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街×グラフィティ

浪人生の頃、妙に街中のスプレー画が気になって
それがやがてただの落書きではない深みを知って、グラフィティの世界にはまった。

大学生になって、まだ家に家具がほとんどない時期に
グラフィティの写真集いくつか買い、代官山の今はもうないグラフィティカルチャーのショップで
ラフスケッチによる練習や、スプレーノズルや染料のカスタマイズなど教えてもらった。
お金と手間と何より法律をどうにかすり抜けて紡ぎ出すカルチャーであることを肌で感じた。
そのショップの人はイデオロギーない売名行為のグラフィティで
リーガルの世界に出て行くアーティストを激しく嫌っていた。
公共空間の落書きはモラルなき行為であることは間違いないのだが
そんな小さな世界に息づくイデオロギー。そしてアート。

そして大学3年生のときに、入ろうとしたゼミのレポート課題で題材にしたのもグラフィティ。
グラフィティの過去の進化を分析し、これからの進化とケータイカルチャーが融合する未来を
提案した。グラフィティはアイコン化され、絵文字に昇華する。
絵文字やAAといった、デジタル空間で起こる文字記号の再構成現象が
グラフィティのモチーフに選ばれる。
複数のグラフィティアイコンが組み合わさり、
アルファベットの組み合わせが単語となったように、そこにも意味が生まれる。
そんなことを書いた(はず)の稚拙なレポートだったが拾ってもらえた。

今大学院生という局面で自分自身が扱っているテーマではないが
グラフィティを扱っているグループを横目で見ているとうらやましい感じが否めない。
グラフィティはライブペイントとしてのカルチャーにまで発展したことは確かだが、
やはり作者が誰だかわからない、ある朝壁に唐突として現れる落書き。
これがインパクトで醍醐味なんじゃないかと思う。あー楽しそうだ。
うらやましいなあ。


そんなことを思いつつ、先週の土曜日渋谷でウロウロしていたらパルコのところで
こんな催しが行われていた。↓↓

このライターはコフィ・ワンと言って、
何年か前にその作風に実はすごく惹きこまれていた。名前の響き的にアジア系のライターかと思っていて、うまくアジアの感性を融合させてって欲しいなとか勝手に思っていたのだが実際ライブペイントをしているその人は西洋人だった。あれあれ。

ライブペイントと言っても屋外だからそんなに音楽ガンガンかけている風でもなくどうやら一番リズムに乗って一気に書き上げるタイミングを逸したときに見ていたからなのか、なんだかつまらなかった。すごいにはすごかったのだけど。公衆の面前で堂々とやるようなグラフィティはやはり生々しさを失っている。せめてゲットーの悪がき連中の前で、クラブの片隅で行われるようなものでないと。。と言っても僕だってそんな現場で生きている人間じゃないから、ソトから知ったふうなことを語っているだけの、とことんハンパな目線です。。

でも絵は魂で描く。これは絵を描いていた人間だからわかる。
そんなわけでスケッチ課題をこなさなくては・・・・今回はたかが課題と言わず、魂こめたい。

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コメント (1)

mariko:

ブログかっこいっすね。
ていうかその話聞かせてくださいよ!

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2007年06月30日 00:40に投稿されたエントリーのページです。

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